グリセリンって何？
化粧品や食品添加物の表示の中に、「グリセリン」という言葉をよくみかけますよね。ですが、具体的にどんな物質なのか、と言われると、ちょっと答えに困ってしまいませんか？
グリセリンはアルコールの一種。動物、植物などから取ることができ、私たち人間の体にも含まれています。はちみつのようなとろりとした液状で、無色透明です。毒性が低いため、食品、医薬品、化粧品として幅広く使われている比較的安全な物質です。ほんのり甘みがあるので、甘味料としても使用されます。虫歯になりにくい成分としても注目されているんですよ。とても吸収性に優れていて、水によくなじむため、化粧水の保湿成分などに使われています。
高い吸収性により、肌の上にしっかりと水分をとどめてくれるんですよ。肌の乾燥してカサカサになりやすい冬には特に、うれしい成分ですね。
ただし、その特性から使い方には注意が必要です。直接グリセリンを肌に塗ってしまうと、肌の水を吸ってしまい、かえってかさかさになってしまいます。なので、必ず水で薄めた状態で、化粧水などとして使ってくださいね。
