グリセリン 脂質

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水に溶けない性質のグリセリン。
体の中のどこに蓄えられているのでしょうか？
実は、グリセリンは、３つの脂肪酸と結合し、単純脂質、つまり中性脂肪として蓄えられています。
身体の中の脂肪のうち、9割はこのグリセリンと脂肪酸からできる単純脂質ですから、かなりの量のグリセリンが私たちの体の中にあるわけです。

体内に必要以上に脂質が多いと肥満といわれ、「脂肪を減らそう」と考えがちですが、そもそもは体に必要なエネルギーを蓄積するために脂肪は必要不可欠なもの。
脂肪が無くなってしまうと、私たちの体は筋肉を分解してエネルギーにしてしまいます。
また、脂質は動植物の表面を保護する膜として存在することも。

グリセリンを含む化粧水などは、もともとの役割と同じ使い方をしていると言ってよいのかもしれません。
自分の体内にもある物質だと思うと安心して使うことができますね。